2011年7月30日土曜日

地域の力で被災者支援を

メンバーが、NPO参加型システム研究所 http://www.systemken.org/ の会報『参加システム』に依頼され寄稿した文章を、以下に転載します。

 近所の国家公務員住宅が東日本大震災の被災者受け入れ住宅になるとわかったのが411日。私は子育て支援団体の知人とともに社会福祉協議会(社協)に赴き、被災者支援を地域ぐるみで行いたいと相談。当該の地区社協と民生委員・児童委員協議会の会長さんらを紹介いただき、後日すぐに打ち合わせ会をひらき、「ようこそ宮前区へ実行委員会」が立ち上がった。そのなかで、被災者の方に日用品を提供するフリーマーケットと地域情情報を紹介するほっとサロンを424日に開催することを決めた。開催までには、入居募集する神奈川県や住宅供給公社、公務員住宅を管理する国、住宅内自治会の皆さんらと連絡を取りあい手探りで準備した。
 当日は一般の方には有料販売し、支援金を集め後日扇風機を購入、入居世帯に配った。また、カーテンは特に神奈川県内全域に声を掛け、多くの方に提供いただき配布することができた。
 その後、公務員住宅の一室を借りうけ「ひまわりサロン」を51日から開設。日用品の提供やおしゃべりの場としている。当番も地域の民生委員・児童委員さんらが午前午後2人ずつ交代で入り、相談ごとから地域情報の提供、おしゃべりまで力いっぱい担っている。これまで実行委員会では通信の発行、家具抽選会、夏服提供ブティック、皆さん集まってのお食事会の開催もした。ほか地元のお寺さんからも見舞金をいただいたり、地域の行事にはあちこちからご招待の声がかかる。
 多くの被災者の方は避難所や知人宅を何か所も渡り歩いたうえでここへやってきた。大切なものたくさんなくし「失意」の底に心はある。でも宮前区に来て多少なりともよかったな、助かったなと思っていただけるよう、希望の光を少しでもともし続けていただけるよう、多くの地域住民が力をあわせて支えようとしている。
(川崎市宮前区 子育てサポートほっぷ代表 福岡好恵)

2011年7月10日日曜日

花の台町内会のHP

花の台町内会のホームページに、「避難者サロンの開設」という記事が掲載されています。

http://www.miyazakidai.net/hananodai/news.htm